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NECの複数ルータ製品に脆弱性 - アップデートがリリース

NECの複数ルータ製品に脆弱性が明らかとなった。アップデートが提供されている。

「Aterm WG2600HP」「同WG2600HP2」に、クロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性「CVE-2021-20622」、クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)の脆弱性「CVE-2021-20621」が判明したもの。「同WG2600HP」に関しては、2017年に「同WG2600HP2」で明らかとなったアクセス制御の脆弱性「CVE-2017-12575」の影響があることも今回公表された。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3」のベーススコアは、「CVE-2017-12575」がもっとも高く「7.5」と評価されている。また「同WF800HP」にはXSSの脆弱性「CVE-2021-20620」が明らかとなった。「CVSSv3」のベーススコアは「6.1」。

今回判明した脆弱性は、サイバーディフェンス研究所の永岡悟氏や岩崎徳明氏から報告が寄せられた。同社は「同WG2600HP」「同WG2600HP2」向けにアップデートをリリース。「同WF800HP」の利用者に対しては緩和策の実施を呼びかけている。

(Security NEXT - 2021/01/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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