Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Firefox」に深刻な脆弱性 - Android版にも影響

Mozilla Foundationは、深刻な脆弱性に対処した「Firefox 84.0.2」「Firefox ESR 78.6.1」をリリースした。Android版についても同様の対応を実施したという。

SCTPパケットにおいて悪意ある「COOKIE ECHOチャンク」を処理した際、解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性「CVE-2020-16044」が判明したもの。

脆弱性を悪用されると、コードを実行されるおそれがあり、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

Firefoxの開発チームは、同脆弱性に対処した「Firefox 84.0.2」および、延長サポート版の「Firefox ESR 78.6.1」を公開。またAndroid版においても同様の修正を実施しており、「Firefox for Android 84.1.3」をリリースした。

(Security NEXT - 2021/01/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「SonicOS」脆弱性、悪用の可能性 - 「SSL VPN」経由で攻撃のおそれも
分析ツール「Kibana」に2件の「クリティカル」脆弱性
8割超のランサム攻撃がVPNやRDP経由 - 警察庁が注意喚起
「Webmin」にループDoS攻撃受ける脆弱性 - 最新版に更新を
ロードバランサー「LoadMaster」にCVSS最高値の脆弱性
WP向け人気キャッシュプラグインに深刻な脆弱性 - 8月に続き再度修正
「Atlassian Confluence」の既知脆弱性狙う攻撃が6月より増加
ランサムウェア「RansomHub」が猛威 - 7カ月で200件超の被害
「One Identity Safeguard」に深刻な脆弱性 - 特定環境下で影響
ネットワーク監視ツール「Progress WhatsUp Gold」に深刻な脆弱性