「Firefox」に深刻な脆弱性 - Android版にも影響
Mozilla Foundationは、深刻な脆弱性に対処した「Firefox 84.0.2」「Firefox ESR 78.6.1」をリリースした。Android版についても同様の対応を実施したという。
SCTPパケットにおいて悪意ある「COOKIE ECHOチャンク」を処理した際、解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性「CVE-2020-16044」が判明したもの。
脆弱性を悪用されると、コードを実行されるおそれがあり、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。
Firefoxの開発チームは、同脆弱性に対処した「Firefox 84.0.2」および、延長サポート版の「Firefox ESR 78.6.1」を公開。またAndroid版においても同様の修正を実施しており、「Firefox for Android 84.1.3」をリリースした。
(Security NEXT - 2021/01/07 )
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