ウェブセキュリティ製品に複数脆弱性 - トレンド
トレンドマイクロのセキュリティ製品「InterScan Web Securityシリーズ」に複数の脆弱性が含まれていることがわかった。
同製品はウェブ経由の攻撃を遮断するセキュリティ製品。「同Virtual Appliance 6.5」および「同6.5 Linux版」の管理画面において4件の脆弱性が明らかとなった。悪用は確認されていない。
具体的には、バッファオーバーフローの脆弱性「CVE-2020-28578」「CVE-2020-28579」や、OSコマンドインジェクションの脆弱性「CVE-2020-28580」「CVE-2020-28581」が判明したもの。脆弱性によって影響は異なるが、悪用された場合、リモートで任意のコードを実行されるおそれがある。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3」においてもっともベーススコアが高い脆弱性は「CVE-2020-28578」で「7.3」。次いで高い「CVE-2020-28579」が「6.3」とレーティングされている。他脆弱性はいずれも「5.0」以下だった。
公表にあたっては、周知を目的に同社がJPCERTコーディネーションセンターへ報告した。同社では脆弱性を修正するホットフィクスを用意。アクセス制御といった緩和策についてもアナウンスを行っている。
(Security NEXT - 2021/01/06 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「Webmin」にループDoS攻撃受ける脆弱性 - 最新版に更新を
ロードバランサー「LoadMaster」にCVSS最高値の脆弱性
WP向け人気キャッシュプラグインに深刻な脆弱性 - 8月に続き再度修正
「Atlassian Confluence」の既知脆弱性狙う攻撃が6月より増加
ランサムウェア「RansomHub」が猛威 - 7カ月で200件超の被害
「One Identity Safeguard」に深刻な脆弱性 - 特定環境下で影響
ネットワーク監視ツール「Progress WhatsUp Gold」に深刻な脆弱性
JuniperのSIEM製品に多数脆弱性 - アップデートで解消
ビデオ会議の「Zoom」にアドバイザリ - 誤公開の可能性も
バックアップソフトなど複数のVeeam製品に深刻な脆弱性