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フォト管理アプリに不正アクセス - ユーザー情報最大143万件が流出

家庭向け写真管理アプリ「Famm」のサーバが不正アクセスを受け、ユーザーの一部登録情報が外部に流出したことがわかった。

同アプリを運営するTIMERSによれば、2020年12月18日に外部から指摘があり、調査を行ったところ、同年10月9日に不正アクセスを受け、外部に情報が流出していたことが同日判明したもの。

不正アクセスを受けた10月9日までに同アプリを利用した最大143万件のユーザーに影響があり、ユーザーによって対象となる項目は異なるが、メールアドレスやハッシュ化されたパスワードなど53万5015件をはじめ、氏名、アカウント名、生年月日、性別や都道府県および国などのコード、アイコン画像のURLといった登録情報が流出した可能性がある。

アプリより登録された住所や誕生日、アルバム機能で保存された画像や動画などのデータへの不正アクセスは確認されていないとしている。

同社では、発覚に先立ち10月11日にもクラウド事業者より不正アクセスの疑いについて警告を受け、11月16日には利用者からもセキュリティに関する問い合わせを受けていたという。当時2度にわたり調査を行っているが、不正アクセスは確認されたものの、情報を窃取された形跡は確認できなかったと釈明した。

(Security NEXT - 2021/01/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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