Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

メールセキュ製品「InterScan Messaging Security」に複数の脆弱性

トレンドマイクロのメール向けセキュリティ対策製品「InterScan Messaging Security」に複数の脆弱性が含まれていることがわかった。パッチが提供されている。

動作するプラットフォームによって影響を受ける脆弱性は異なるが、同製品の管理コンソールにおいてあわせて6件の脆弱性が明らかとなったもの。

WindowsおよびLinux向けに提供されている「InterScan Messaging Security Suite」や「同Virtual Appliance」が影響を受ける。悪用は確認されていない。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3」においてもっともベーススコアが高い脆弱性は、クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)の脆弱性「CVE-2020-27016」。最大値「10」のところ、「7.5」とレーティングされている。

XML外部実体参照(XXE)の脆弱性「CVE-2020-27017」が「5.7」で続いた。他脆弱性はいずれも5未満となっている。

同脆弱性は、周知を目的にトレンドマイクロがJPCERTコーディネーションセンターへ報告したもので、同センターが調整を実施した。パッチが提供されているほか、緩和策がアナウンスされている。

CVE-2020-27016
CVE-2020-27017
CVE-2020-27018
CVE-2020-27019
CVE-2020-27693
CVE-2020-27694

(Security NEXT - 2020/11/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Next.js」にセキュリティアップデート - 「React」脆弱性が影響
JSライブラリ「React」に深刻なRCE脆弱性 - 早急に対応を
米セキュリティ機関、「ScadaBR」既知脆弱性の悪用に警告
「Array AG」にCVE未採番の脆弱性 - 8月に国内で悪用被害
「Android Framework」のゼロデイ脆弱性に注意喚起 - 米当局
「Unbound」のDNSキャッシュ汚染脆弱性 - 追加対策版が公開
「Android」に月例パッチ、脆弱性107件に対応 - 2件ですでに悪用も
「Chrome 143」を公開 - 重要度「高」4件含む脆弱性13件に対応
マルウェア対策製品「Avast Antivirus」に権限昇格の脆弱性
脅威情報共有基盤「MISP」がアップデート - 2件の脆弱性を修正