Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「ウイルスバスタークラウド」に任意のファイルが削除できる脆弱性

トレンドマイクロが提供するセキュリティ対策製品「ウイルスバスタークラウド」に任意のファイルを削除できる脆弱性が含まれていることがわかった。

「CVE-2020-25775」は、「データ消去ツール」機能において権限の昇格が可能となる脆弱性。同ツールを用いることで権限に関係なく、任意のファイルやフォルダなどが削除できるという。

共通脆弱性評価システムである「CVSSv3」のスコアは「5.3」と評価されている。脆弱性の悪用は確認されていない。

同脆弱性は、周知を目的にトレンドマイクロがJPCERTコーディネーションセンターへ報告した。「同16.0.1409」以降で修正されており、パッチは自動的に配信、適用されるという。

(Security NEXT - 2020/11/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Grafana」にクリティカル脆弱性 - なりすましや権限昇格のおそれ
ファイル転送サーバ「SolarWinds Serv-U」に脆弱性 - 「クリティカル」も複数
米当局、「Chromium」ゼロデイ脆弱性に注意喚起 - 派生ブラウザも警戒を
エプソン製プロジェクターに脆弱性 - 310機種に影響
「NVIDIA DGX Spark」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」も
「Apache Druid」のCookie署名に脆弱性 - アップデートをリリース
Atlassian、2025年10月の更新で脆弱性39件を修正
MFA基盤管理製品「RSA AM」にセキュリティアップデート
「LogStare Collector」に複数の脆弱性 - 最新版へ更新を
「Apache Syncope」に脆弱性 - 内部DB構成でPW特定のおそれ