Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Ciscoのセキュリティ管理製品に深刻な脆弱性 - 修正版にも脆弱性

Cisco Systemsのセキュリティ製品を管理する「Cisco Security Manager(CS-Manager)」に深刻な脆弱性が含まれていることがわかった。アップデートが提供されているが、最新版にも未修正の脆弱性が存在しているという。

「CVE-2020-27130」はパストラバーサルの脆弱性。認証なしにリモートよりデバイス内にある任意のファイルをダウンロードすることが可能で、機密情報を取得されるおそれがある。

共通脆弱性評価システムである「CVSSv3.1」におけるベーススコアは「9.1」で、重要度は「クリティカル(Critical)」と評価されている。

またパスワードなどアカウント情報がハードコードされている脆弱性「CVE-2020-27125」が存在。エクスプロイトによりソースコードを表示することでアカウント情報を取得され、悪用されるおそれがある。

「CVSSv3.1」におけるベーススコアは「7.4」。重要度は1段階低い「高(High)」とレーティングされている。

(Security NEXT - 2020/11/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加
組織の「ネット玄関口」狙う攻撃に注意 - 可視化や脆弱性対策の徹底を
ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
米当局、「WSUS」脆弱性で対象サーバの特定や侵害監視を呼びかけ
「VMware Aria Operations」や「VMware Tools」に脆弱性 - 修正版を公開
「Kea DHCP」にサービス拒否の脆弱性 - アップデートが公開
「WordPress」のキャッシュプラグインにXSS脆弱性
プラネックス製モバイルルータ「ちびファイ4」に脆弱性
「Docker Compose」にパストラバーサル脆弱性 - 修正版を公開