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フィッシングにパーソナライズの傾向 - 狙われるブランドは変わらず「MS」

サービス別に見ると、「クラウド」が44%でもっとも多く、「金融」が21%で続く。「金融」のなかでは「PayPal」が最多で、全体では3番目に多い。また、SNSとしては「Facebook」や「WhatsApp」、EC関連では「eBay」「Amazon」「DHL」などが上位10ブランドに入っている。

フィッシング攻撃の傾向を見ると、これまでと同様に、企業ユーザーを標的にしたフィッシングメールは平日に多く、コンシューマー向けのフィッシングメールは週末に送られる傾向が見られた。もっとも悪用されている「Microsoft」の場合、月、火、水曜日にフィッシング攻撃が目立つが、1日あたりもっとも多くのフィッシング攻撃が展開されたのは木曜日だった。

2020年第3四半期におけるフィッシング攻撃のURL数ランキングは以下のとおり。

1位:Microsoft
2位:Facebook
3位:PayPal
4位:eBay
5位:Chase
6位:Amazon
7位:Netflix
8位:WhatsApp
9位:DHL
10位:Google

(Security NEXT - 2020/11/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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