「WebLogic Server」に定例外アップデート - 悪用発生脆弱性と関連、早急に対応を
Oracleは、「WebLogic Server」にあらたな脆弱性が判明したとしてセキュリティアップデートをリリースした。早急に対処するよう利用者へ求めている。
同社では、四半期に1度の定例アップデート「クリティカルパッチアップデート(CPU)」を10月20日に公開したばかりだが、あらたな脆弱性「CVE-2020-14750」が判明したとして、定例外のセキュリティアップデートをリリースしたもの。
同脆弱性を悪用されると、認証を必要とせずにリモートよりコードを実行されるおそれがある。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」におけるベーススコアは「9.8」とレーティングされている。
同脆弱性は、先の「CPU」で修正され、すでに悪用が確認されている「CVE-2020-14882」と関連しており、20の外部組織より報告が寄せられたという。「CVE-2020-14882」と同様に「同14.1.1.0.0」「同12.2.1.4.0」「同12.2.1.3.0」「同12.1.3.0.0」「同10.3.6.0.0」が影響を受ける。
同社は、これら脆弱性が与える影響は大きく、エクスプロイトコードなども公開されていることから、早急にアップデートを実施するよう推奨。10月に公開された「CPU」を適用した上で、今回のアップデートを適用するよう利用者へ求めている。
(Security NEXT - 2020/11/04 )
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