Google、「Chrome 86.0.4240.183」を公開 - 10件のセキュリティ修正
Googleは、「Windows」や「macOS」「Linux」向けにブラウザの最新版「Chrome 86.0.4240.183」をリリースした。
今回のアップデートでは、セキュリティに関する10件の修正を実施。CVEベースで7件の脆弱性に対処したことを明らかにしている。いずれも重要度は4段階中、上から2番目にあたる「高(High)」とレーティングされている。
具体的には、解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性「CVE-2020-16004」や不十分なポリシーの強制「CVE-2020-16005」をはじめ、JavaScriptエンジン「V8」の不適切な実装「CVE-2020-16006」や、ヒープベースのバッファーオーバーフロー「CVE-2020-16011」などに対応した。
同社は、今後数日から数週間をかけてアップデートを展開していく予定。今回修正された脆弱性は以下のとおり。
CVE-2020-16004
CVE-2020-16005
CVE-2020-16006
CVE-2020-16007
CVE-2020-16008
CVE-2020-16009
CVE-2020-16011
(Security NEXT - 2020/11/04 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
トレンドの法人向け複数製品に脆弱性 - アップデートで修正
「Erlang/OTP」に深刻なRCE脆弱性 - 概念実証コードも公開済み
「GitLab」に5件の脆弱性 - 最新パッチで修正
「SonicOS」にリモートよりDoS攻撃を受けるおそれ - 修正版を公開
NVIDIAのAI開発フレームワーク「NeMo」に3件の脆弱性