Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

AMDのオーバークロックソフトやグラフィックドライバに脆弱性

AMDのユーティリティソフトやグラフィックドライバに脆弱性が明らかとなった。脆弱性を修正したアップデートがリリースされている。

プロセッサ「AMD Ryzen」のオーバークロック制御用ユーティリティソフト「AMD Ryzen Master」に、システム権限を取得できる権限昇格の脆弱性「CVE-2020-12928」が明らかとなったもの。

同製品の実行時にローカル環境より攻撃を受けると権限が昇格するおそれがあるという。同社は脆弱性を解消した「同2.2.0.1543」をリリースした。

またWindows向けに同社より提供されているグラフィックドライバにサービス拒否の脆弱性「CVE-2020-12933」が明らかとなった。

域外のメモリを読み取む脆弱性でブルースクリーンが発生する可能性がある。脆弱性の判明を受け、同社は「Radeon Software Adrenalin 2020」のアップデートで対処したという。

(Security NEXT - 2020/10/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「MS Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性2件を解消
「RICOH Streamline NX PC Client」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意
「Firefox」に脆弱性、アップデートを公開 - 「クリティカル」との評価も
「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意
Adobe、複数製品にアップデート - 250件以上の脆弱性を解消