Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Outlook」にRCE脆弱性 - プレビューだけで悪用のおそれ

「Outlook」にリモートよりコードを実行されるおそれがある脆弱性「CVE-2020-16947」が判明した。細工したメールをプレビューしただけで悪用されるおそれがあるという。

同ソフトウェアにおいて、細工されたメールを開くと、任意のコードを実行されるおそれがある脆弱性「CVE-2020-16947」が明らかとなったもの。

脆弱性の影響を受けるのは、「Microsoft 365」「Office 2019」「Outlook 2016」で、米時間10月13日にサポートが終了する「Office 2010」は含まれていない。

HTMLの処理に起因しており、プレビューウィンドウからメールを確認した場合も影響を受ける。またメールのリンクより、細工されたファイルを含むウェブサイトへアクセスさせることで脆弱性を悪用することも可能だという。

(Security NEXT - 2020/10/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Cisco FMC」に深刻な脆弱性 - 認証なしでコマンド実行のおそれ
Cisco、ファイアウォール製品群にアドバイザリ21件を公開
「Apache Tomcat」にアップデート - 脆弱性「MadeYouReset」を解消
「HTTP/2」実装に「MadeYouReset」脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
「Exchange Server」のハイブリッド構成に深刻な脆弱性 - MSが定例外アドバイザリ
秘密管理ツール「OpenBao」に脆弱性 - 任意のコード実行が可能に
N-ableのIT管理ツールにゼロデイ脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起
Palo Alto、セキュリティアドバイザリ6件を公開
「Spring Framework」に脆弱性 - アップデートで修正
LLMキャッシュ管理ツールにRCE脆弱性 - キャッシュ汚染に起因