「Zoho ManageEngine Desktop Central」に複数の脆弱性
「Zoho ManageEngine Desktop Central」のクライアントソフトに深刻な脆弱性が明らかとなった。アップデートが提供されている。
整数オーバーフローが生じる脆弱性2件「CVE-2020-15588」「CVE-2020-24397」が明らかとなったもの。システムの権限でリモートよりコードを実行されるおそれがある。
「CVE-2020-15588」は、米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」による共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアが「9.8」、重要度が「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。「CVE-2020-24397」は「CVSSv3.1」のベーススコアが「7.2」、重要度は1段階低い「高(High)」とされる。
「CVE-2020-15588」に関しては7月に公表され、当初「同10.0.533」より以前のバージョンに存在するとされていたが、10月に入り「同10.0.552.W」が影響を受けることも判明した。「CVE-2020-24397」に関しては「同10.0.0.SP-534」に存在するという。
同社は、両脆弱性を修正した「同10.0.561」をリリースしており、利用者へ注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2020/10/13 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
医療機関向けデータ管理システムの旧版に深刻な脆弱性
SonicWall製セキュリティアプライアンスに脆弱性
SAP、1月の月例パッチをリリース - 深刻な脆弱性へ対処
「Apache Tomcat」にソースコード漏洩のおそれ - 11月更新版で修正済み
トレンドの法人向けエンドポイント製品に複数脆弱性 - CVSS値が最高値の脆弱性も
ウェブアプリ脆弱性診断ツールにSSRF検査機能追加 - ビットフォレスト
Adobeがアップデートを公開 - 7製品に脆弱性
MS、2021年最初の月例セキュリティパッチを公開 - 一部で悪用も
「SKYSEA Client View」のインストーラに脆弱性 - 最新版の利用を
「Microsoft Edge 87.0.664.75」がリリース - 脆弱性13件を修正