NECのソフトェアWAFに脆弱性 - 権限昇格に悪用されるおそれ
NECが提供するウェブアプリケーションファイアウォール(WAF)の「InfoCage SiteShell」に、サービス実行ファイルの書き換えが可能となる脆弱性が判明した。
同製品のインストールフォルダ内に設置されるサービス実行ファイルの権限設定に脆弱性「CVE-2020-5632」が明らかとなったもの。「IIS版」「Apache Windows版」のいずれも影響を受ける。
問題のサービス実行ファイルには、書き換え可能となる権限がすべてのユーザーに付与されており、同サーバにログイン可能なユーザーによって権限の昇格に悪用されるおそれがある。
同社では「同V4.2」から「同V2.0」までについて、脆弱性を修正したアップデートをリリースした。「同V1.6」および以前のバージョンについても脆弱性の影響を受けるが、サポートが終了しているとして、「同V2.0」以降へバージョンアップするよう求めている。
(Security NEXT - 2020/10/06 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「Cisco ISE」「PaperCut NG/MF」の脆弱性狙う攻撃に注意
「Cisco ISE」の複数脆弱性を狙う攻撃が発生 - 早急に対処を
Bitnamiの一部「Helm Chart」に脆弱性 - 機密情報漏洩のおそれ
SAML認証ライブラリに脆弱性の指摘 - CVE番号は「拒絶」に
「MS Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性2件を解消
米当局、悪用脆弱性に6件追加 - SharePoint関連はランサムも悪用
「Apache httpd」のアクセス制御に脆弱性 - 条件分岐が常時「真」に
NVIDIAのGPUディスプレイドライバや仮想GPUソフトに複数脆弱性
GitLabにXSSなど複数の脆弱性 - アップデートを呼びかけ
SonicWall「SMA 100」に脆弱性 - Googleが報告した攻撃との関連不明