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2020年2Q、不正送金被害額が約1.7倍に拡大

法人における不正送金被害は13件、約1700万円だった。3件だった前四半期から増加し、10件を超えたのは2017年第3四半期から2年3四半期ぶりとなる。

法人における被害は昨今減少しており、被害全体に占める割合としては決して大きくないが、2020年第2四半期は、年間を通じて12件だった2019年をわずか1四半期で上回る水準となっており、警戒が必要だ。

不正送金被害に対する金融機関の補償状況を見ると、同四半期に対応方針が決定された57件のうち、56件については補償対象となったという。

(Security NEXT - 2020/09/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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