Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

米政府、中国関与「Taidoor」の新情報 - セキュ製品未検知の亜種も

米政府は、中国の関与を名指しし、トロイの木馬「Taidoor」の脅威情報をマルウェア分析レポート(MAR:Malware Analysis Report)として取りまとめて公開し、注意喚起を行った。

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)や米連邦捜査局(FBI)、米国防総省(DoD)などが確認した「Taidoor」の変種を解析して結果を取りまとめ、「IoC(Indicators of Compromise)」情報を公開したもの。

20200804_ci_001.jpg
「Taidoor」を構成するファイルの検知状況。2種類のファイルについては一切検知されていなかった(画像:VirusTotal)

「Taidoor」は、少なくとも2008年ごろより活動しており、台湾の政府機関や教育機関を狙った標的型攻撃キャンペーンを展開したことで知られるマルウェア。

さらに米国の軍事関連企業や日本国内の組織でも攻撃が確認されており、中国の関与が疑われている。

CISAは、中国政府の攻撃者がマルウェアとプロキシサーバを組み合わせ、ネットワークを侵害していることを強く確信していると述べ、活動を抑制するために情報を公開したと中国を牽制した。

(Security NEXT - 2020/08/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

職員3人「Emotet」感染、認証情報窃取されスパム踏み台に - 室蘭工業大
QNAP、NASのファームウェア更新を呼びかけ - あらたなランサム攻撃を調査中
神奈川県が偽サイトに注意喚起 - マルウェア感染のおそれ
「Emotet」感染でアカウント奪われ、大量のメール送信 - 埼大
MSDTのゼロデイ脆弱性、悪用拡大中 - 「QBot」の拡散にも
高齢者支援施設名乗る不審メール出回るもマルウェア感染確認されず - 仙台市
未感染者にも及ぶ「Emotet」被害 - なりすまされ、約10万件のメール
新手の攻撃?と思いきや、被害組織のPPAPシステムが「Emotet」メールも暗号化
開くだけで感染、「Emotet」新手口 - 「アイコン偽装」でさらに拡張子を隠蔽
「Emotet」にあらたな感染手口 - マクロ無効でも感染