Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

QNAP製NASを狙うマルウェアに警戒を - 世界で約6.2万台が感染

特に「QSnatch」では、感染後にアップデートを阻害する機能を備えており、これまでにデバイスが侵害されていないことを確認することが非常に重要であると指摘。

脆弱なバージョンが稼働している場合は、デバイスに脆弱性が残らないよう、工場出荷時の設定へ完全にリセットを実行してから更新する必要があると述べている。

くわえて再感染を防止するため、過去に同マルウェアへ感染し、削除したことがあるデバイスについても、同様の対策を実行することを求めた。

またQNAPによるアドバイザリの実行や、機器を信頼できる相手より購入していない場合は、工場出荷時の設定へリセットすることや、内部ストレージとして利用する場合に外部接続をブロックするといった緩和策の実施を呼びかけている。

(Security NEXT - 2020/07/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

先週注目された記事(2024年3月10日〜2024年3月16日)
QNAP、アドバイザリ4件を公開 - 「QTS」の深刻な脆弱性など解消
「VioStor NVR」の脆弱性に注意 - 「Mirai」亜種の拡大に悪用
QNAP、「QTS」や「QVR」などの脆弱性に対処
情報コンセント型ルータやビデオ監視システムの脆弱性が標的に - 米当局が注意喚起
QNAP製NASのOSや写真管理アプリに脆弱性
QNAP製NASに複数の脆弱性 - 「クリティカル」など4件を修正
QNAP製NASに複数の脆弱性 - 修正版以降へ更新を
2022年に悪用が目立った脆弱性トップ12 - 2021年以前の脆弱性も引き続き標的に
QNAP製NASに複数の脆弱性 - アップデートで修正