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黒塗りした個人情報が特定操作で閲覧可能 - 大船渡市

岩手県大船渡市は、同市ウェブサイトの公開資料に個人情報が含まれており、特定の操作によって閲覧できる状態だったことを明らかにした。現在は削除されている。

同市によれば、同市選挙管理委員会がウェブサイトに掲載した議案資料と会議録のPDFファイルにおいて、墨塗りした個人情報が特定の操作により閲覧可能だった。6月29日に外部から指摘があり、問題が判明した。

墨塗りで公開していたのは36件。そのうち27件については告示済みで一般に周知された情報だという。告示していないものは、2018年11月から2019年11月までの間に公開した9件。7人分の氏名や住所、生年月日、本籍など含まれる。

同市では対象となる資料の公開を停止。また関係者に対し、説明と謝罪を行っている。

(Security NEXT - 2020/07/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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