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「e-Tax受付システム」利用者向けのChrome拡張機能に脆弱性

「e-Tax受付システム」のログイン機能を提供するChrome向け拡張機能「e-Tax受付システムAP」に脆弱性が判明した。

同ソフトは、パソコンからマイナンバーカードなどを利用して、「e-Tax受付システム」へログインすることが可能となる機能拡張。国税庁が提供している。

細工されたパラメータを読み込むと、任意のコマンドが実行されるおそれがある「CVE-2020-5601」が明らかとなった。共通脆弱性評価システムであるCVSSv3のベーススコアは「5.0」とレーティングされている。

サイバーディフェンス研究所のucq氏が情報処理推進機構へ報告し、JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施した。同庁では6月18日にアップデートとなる「同1.0.1.0」をリリースしており、利用者へアップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2020/06/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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