Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Windows版の「Avira Antivirus」に重要度「高」の脆弱性

セキュリティ対策ソフト「Avira Antivirus」のWindows版に、権限の昇格やサービス拒否が生じるおそれがある脆弱性が含まれていることがわかった。

シンボリックリンクの処理に脆弱性「CVE-2020-12254」が存在し、コードインジェクションによって自身を保護する機能をバイパスしたり、再起動後にサービス拒否へ陥る問題が明らかとなり対処したもの。

米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」による共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「7.8」で重要度は4段階中2番目にあたる「高(High)」とレーティングされている。

同社は「同15.0.2004.1825」をリリース。脆弱性を修正した。

(Security NEXT - 2020/05/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
トレンドの法人向け複数製品に脆弱性 - アップデートで修正
「Erlang/OTP」に深刻なRCE脆弱性 - 概念実証コードも公開済み
「GitLab」に5件の脆弱性 - 最新パッチで修正
「SonicOS」にリモートよりDoS攻撃を受けるおそれ - 修正版を公開
NVIDIAのAI開発フレームワーク「NeMo」に3件の脆弱性