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パッチ適用で終わらぬ「Pulse Secure」脆弱性 - 数カ月後に侵害されたケースも

被害が確認されていることから、CISAでは、Pulse Secureのログから「CVE-2019-11510」の悪用状況など「IoC(Indicators of Compromise)」を検出するツールをGitHubで公開。あわせて「STIXファイル」をリリースした。

機器の利用者へ、あらためて脆弱性が解消されているか確認するよう求めるとともに、侵害が確認された場合は、管理者やサービスアカウントを含め、全Active Directoryアカウントのパスワードを変更するようアドバイス。

あわせてリモートアクセスプログラムをはじめ、意図しないアプリケーションのインストールやマルウェア、不正なスクリプトタスクの設定などが存在しないか確認するよう注意を呼びかけている。

また攻撃の兆候を見つけた場合は、端末やサーバのイメージを再作成して再展開することを検討する必要があると指摘している。

(Security NEXT - 2020/04/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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