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富士電機の「V-Server Lite」に脆弱性 - アップデートが公開

制御システムのデータ収集に用いる「V-Server Lite」にバッファオーバーフローの脆弱性が含まれていることが明らかになった。

同製品は、発紘電機が開発を手がけ、富士電機とともに展開しているソフトウェア「V-Server」の簡易版。PLCよりリアルタイムにパソコンへデータを収集できる。

同ソフトにおいて、プロジェクトファイルを読み込む際にバッファオーバーフローが生じるおそれがある脆弱性「CVE-2020-10646」が明らかになった。リモートより任意のコードを実行されるおそれがある。共通脆弱性評価システムであるCVSSv3におけるベーススコアは「7.8」。

脆弱性を修正した「V-Server Lite 4.0.9.0」がリリースされており、最新版にアップデートするよう呼びかけられている。

(Security NEXT - 2020/04/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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