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複数小学校でアンケート結果や通知表などを誤配布 - 大阪市

大阪市は、3月に市内複数小学校において、アンケート調査の結果や通知表など、個人情報を含む書類を誤配布する事故があったことを明らかにした。

同市によれば、一部の市立小学校において3月下旬に学習や生活状況に関するアンケートの結果や通知表などを配布した際、異なる生徒の書類を配布したもの。市内9校であわせて167人分の書類を誤って配布していた。

3月19日、3月25日に事故が判明し、同様の事故が発生していないかさらに市内小学校を対象に調査を行ったところ、さらに7校で誤配布が判明した。

児童によって対象となる書類は異なるが、アンケートや経年調査学力の結果、通知表などで、9校であわせて167人分にのぼる。

児童の氏名や出席番号、学年とクラス、アンケート回答内容、教科別正答率、解答結果、観点別学習状況などが含まれる。個人名が記載されていることを認識せず配布してしまったという。

同市では対象となる児童の保護者に対し、説明と謝罪を行ったうえで、本来渡すべき書類を手渡しし、誤配布したものを回収している。

(Security NEXT - 2020/04/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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