Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ヤマハ製の複数ネットワーク機器に脆弱性 - 停止や再起動のおそれ

ヤマハ製のルータやファイアウォールなど、複数のネットワーク機器に意図せず停止したり、再起動するおそれがある脆弱性が含まれていることがわかった。

脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、受信したパケットの処理に起因するメモリ破壊の脆弱性「CVE-2020-5548」が明らかとなったもの。脆弱性を悪用されると、機器がハングアップしたり、リブートするおそれがあるという。

対象となるのは、VoIPルータの「NVR700W」「NVR510」「NVR500」や、VPNルータ「RTX5000」「RTX3500」「RTX1210」「RTX1200」「RTX830」「RTX810」およびファイアウォールの「FWX120」。

同脆弱性は、慶應義塾大学の丹羽直也氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施した。

同社は脆弱性を修正するファームウェアのアップデートをリリースした。また回避策として、フィルタのログ出力を停止する方法をアナウンスしている。

(Security NEXT - 2020/03/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「MS Edge 124」がリリース、脆弱性17件を修正
「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
「ClamAV」にクリティカルパッチ - サービス拒否の脆弱性など修正
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「PAN-OS」脆弱性、攻撃条件を修正 - 一部緩和策が「効果なし」に
「PAN-OS」脆弱性に対する攻撃が増加 - コマンドで悪用試行を確認可能
「PAN-OS」脆弱性の詳細や悪用コードが公開済み - 攻撃拡大のおそれ
WP向けメールマーケティングプラグインにSQLi脆弱性
HashiCorpのGo言語向けライブラリ「go-getter」に脆弱性
Cisco、セキュリティアドバイザリ3件を公開 - 一部でPoCが公開済み