Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Apache ShardingSphere」にRCE脆弱性 - YAMLライブラリに起因

分散データベースのミドルウェアを提供する「Apache ShardingSphere(Incubator)」に深刻な脆弱性が含まれていることがわかった。

利用するYAMLライブラリ「SnakeYAML」に起因し、信頼できないデータを逆シリアル化する脆弱性「CVE-2020-1947」が明らかとなったもの。

悪用されるとリモートよりコードを実行されるおそれがある。脆弱性の判明を受けて開発チームは、脆弱性を解消した「同4.0.1」をリリースした。

米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」による共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.8」。「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

ただし、開発チームのアドバイザリでは、ユーザーインタフェースへログインする必要があるとしており、重要度のレーティングを「低(Low)」としている。

(Security NEXT - 2020/03/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Ruby」に3件の脆弱性、アップデートで修正を実施
Node.js向けMySQLクライアント「MySQL2」に脆弱性
「GitLab」に複数脆弱性 - セキュリティパッチをリリース
国家関与のサイバー攻撃「ArcaneDoor」 - 初期侵入経路は不明、複数ゼロデイ脆弱性を悪用
「PAN-OS」の脆弱性侵害、段階ごとの対策を説明 - Palo Alto
国内でも被害発生、「ColdFusion」の既知脆弱性狙う攻撃
バッファロー製ルータに脆弱性 - パスワード取得、コマンド実行のおそれ
米政府、悪用が確認された脆弱性3件について注意喚起
「Cisco ASA」「FTD」に複数脆弱性 - ゼロデイ攻撃も発生
「Chrome」にアップデート - 「クリティカル」の脆弱性などを解消