Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「DDR4メモリ」に脆弱性、研究チームが論文 - 攻撃対策を回避

同研究チームでは、DRAM主要ベンダー3社のメモリについて調査を実施したとしており、蘭サイバーセキュリティセンター(NCSC)が調整を実施したが、業界全体の問題であるとして具体的なベンダー名は明らかにしていない。

また実装方法に応じた攻撃パターンを発見するためのファジングツール「TRRespas」をGitHubに公開。DRAMが脆弱であるか確認できるという。

同研究チームでは、ARM向けの簡易版によって「Google Pixel 3」や「Samsung Galaxy S10」などスマートフォンを対象に実行したところ、メモリを書き換えることに成功したと説明。今後は端末をテストできるよう、Androidアプリをリリースする計画だとしている。

(Security NEXT - 2020/03/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ
トレンドの法人向け複数製品に脆弱性 - アップデートで修正
「Erlang/OTP」に深刻なRCE脆弱性 - 概念実証コードも公開済み
「GitLab」に5件の脆弱性 - 最新パッチで修正
「SonicOS」にリモートよりDoS攻撃を受けるおそれ - 修正版を公開
NVIDIAのAI開発フレームワーク「NeMo」に3件の脆弱性