個人情報持出職員の賠償請求に向け議案提出へ - 平塚市
神奈川県平塚市の市議が、同市の職員だった際に個人情報を持ち出し、自身の選挙活動に利用したとされる問題で、同市は同市議を提訴するため、市議会に議案を提出することを明らかにした。
同市議が在職中だった2018年に個人情報を含むファイルを不正に持ち出していたことが判明したもの。
同市市議会では、2018年11月29日にのべ3万1429件、12月22日にのべ248件の個人情報を持ち出し、選挙はがきの送付に利用したものと結論付けている。
同市議会では2019年8月に同市議の辞職勧告決議を可決。同年11月5日付で元職員だった同市議について個人情報保護条例違反で告発している。
同市は、今回の問題で個人情報を持ち出されたことにより、対象となる住民へ詫び状の送付など損害が生じたと説明。同市議に対して221万620円の損害賠償や訴訟費用の支払いを求める訴訟を提起するとし、3月の同市議会に議案を提出する予定だという。
(Security NEXT - 2020/02/12 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
生徒情報含むデータを第三者メアドへ誤送信 - 鹿児島高
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
農政情報の案内メールで誤送信、個人情報が流出 - 燕市
高校教諭が書類を車上に置いて走行、路上に散乱 - 宮城県
提出されたファイルから様式例を作成、個人情報が残存 - 長野県
個人情報流出や金銭着服で職員を懲戒処分 - JA鹿児島県信連
受託要配慮個人情報含むPC紛失、約1カ月後に回収 - 日本健康文化振興会
学生向け案内メールに別学生情報、差込用データに不備 - 小樽商科大
高校で生徒の個人情報含む出席簿を紛失 - 東京都