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複数金融機関が採用するネットバンクアプリに脆弱性

NTTデータが開発し、複数の金融機関が採用しているAndroid向けアプリ「MyPallete」に脆弱性が含まれていることがわかった。

同アプリは、残高照会をはじめ、入出金の通知や明細の確認、ペイジーによる税金の支払いなどの機能を提供しているオンラインバンキング向けのアプリ。複数の金融機関が採用している。

脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、同アプリにおいてサーバ証明書の検証やホスト名の検証における脆弱性「CVE-2020-5523」が明らかとなったもの。

影響を受けるのはAndroid版のみで、iOS版に脆弱性は含まれていないとしている。

通信経路において中間者攻撃により脆弱性を悪用されると、通信内容が盗聴されたり、改ざんされるおそれがある。ただし、パスワードや暗証番号などの認証情報は同脆弱性の影響を受けないとしている。

(Security NEXT - 2020/01/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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