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2019年の国内セキュソフト市場は2638億円 - SaaSが大きく成長

IDC Japanは、2019年における国内のセキュリティ対策ソフト製品の市場規模を前年比3.8%増になるとの見込みを示した。特にSaaS型ソフトは、前年比14.5%増と高い伸びを予測している。

2019年上半期までの実績に基づき、国内におけるセキュリティ対策製品やセキュリティ対策サービスについて、2019年から2023年までの同社による市場予測を取りまとめたもの。

同社によれば、2019年における国内セキュリティ対策ソフト製品の市場規模について、前年比3.8%増となる2638億円と分析。2018年に大きく成長した企業向けエンドポイントやメッセージング向けのセキュリティ製品への需要は鈍化したものの、家庭向けパソコンの出荷や、クラウドアプリケーションにおけるアクセス管理製品などが好調に推移しており、前年を上回る成長率となると見ている。

なかでも堅調な伸びを見せたのがSaaS型セキュリティ対策ソフトで、前年比14.5%増、市場規模を325億円と予測。一方クラウドへの移行が響き、アプライアンス製品は前年比2.6%減となる536億円になると分析した。

(Security NEXT - 2020/01/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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