Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

OpenSSLに重要度「低」の脆弱性 - 更新用意なし

OpenSSLの開発チームは、「CVE-2019-1551」の脆弱性が明らかになったとしてセキュリティアドバイザリを公表した。

「CVE-2019-1551」は、「同1.1.1」「同1.0.2」の一部処理においてオーバーフローが生じる脆弱性。楕円曲線暗号アルゴリズムにおける脆弱性ではないとしている。

開発チームの分析では、「RSA1024」「RSA1536」「DSA1024」に対する攻撃は困難。「DH512」については悪用は可能だが、攻撃者が秘密鍵を入手することが条件になるという。

開発チームは、同脆弱性の重要度を4段階中もっとも低い「低(Low)」とレーティング。同脆弱性を修正するためのアップデートは、セキュリティアドバイザリを公表した段階では用意しておらず、今後修正する見込み。利用者には緩和策を参照するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2019/12/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Bitnamiの一部「Helm Chart」に脆弱性 - 機密情報漏洩のおそれ
「Cisco ISE」の複数脆弱性を狙う攻撃が発生 - 早急に対処を
SAML認証ライブラリに脆弱性の指摘 - CVE番号は「拒絶」に
「MS Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性2件を解消
米当局、悪用脆弱性に6件追加 - SharePoint関連はランサムも悪用
「Apache httpd」のアクセス制御に脆弱性 - 条件分岐が常時「真」に
NVIDIAのGPUディスプレイドライバや仮想GPUソフトに複数脆弱性
GitLabにXSSなど複数の脆弱性 - アップデートを呼びかけ
SonicWall「SMA 100」に脆弱性 - Googleが報告した攻撃との関連不明
「Sophos Firewall」に複数の「クリティカル」脆弱性 - 対象機器は1%未満