Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Firefox 71」が登場、脆弱性11件を修正

Firefoxの開発チームは、「Firefox 71」をリリースした。重要度「High」を含む複数の脆弱性を修正している。

今回のアップデートでは、動画のフローティング機能やクリプトマイナーのブロック通知機能、ブロックしたトラッカーの集計機能などを搭載。あわせて11件の脆弱性を修正した。

今回のアップデートにおいて重要度が高い脆弱性は、4段階中2番目にあたる「高(High)」とレーティングされている6件。解放後のメモリへアクセスする「Use After Free」の脆弱性「CVE-2019-17008」「CVE-2019-11756」を修正した。

さらに「CVE-2019-13722」スタック破壊の脆弱性、域外メモリへの書き込み「CVE-2019-11745」、メモリ破壊の脆弱性「CVE-2019-17012」「CVE-2019-17013」に対処した。

のこる5件の脆弱性は、いずれも1段階低い「中(Moderate)」。「Use After Free」の脆弱性やバッファオーバーフローが生じる脆弱性を解消している。

(Security NEXT - 2019/12/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「Apache Tomcat」にアップデート - 脆弱性「MadeYouReset」を解消
「HTTP/2」実装に「MadeYouReset」脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
「Exchange Server」のハイブリッド構成に深刻な脆弱性 - MSが定例外アドバイザリ
秘密管理ツール「OpenBao」に脆弱性 - 任意のコード実行が可能に
N-ableのIT管理ツールにゼロデイ脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起
Palo Alto、セキュリティアドバイザリ6件を公開
「Spring Framework」に脆弱性 - アップデートで修正
LLMキャッシュ管理ツールにRCE脆弱性 - キャッシュ汚染に起因
プリント管理ソフト「Xerox FreeFlow Core」に深刻な脆弱性
「Amazon EMR」に深刻な脆弱性 - 資格情報漏洩のおそれ