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「BlueKeep」など既知RDP脆弱性狙う攻撃に注意 - パッチ適用の徹底を

「BlueKeep」によるコインマイナーをインストールする攻撃は、フランスやロシア、イタリアをはじめ、スペイン、ウクライナ、ドイツ、イギリスをはじめとする多くの国で観測されたという。

インターネット上に公開されたRDPサービスが探索され、標的にされたもので、「BlueKeep」の「Metasploitモジュール」により「PowerShellスクリプト」を実行。さらに複数のスクリプトをダウンロードした上で最終的にコインマイナーをダウンロードし、インストールしていたものと見られる。

同社は悪用の確認件数が上昇傾向にあると指摘。さらに今後、ランサムウェアをはじめ、より深刻なダメージを与えるマルウェアが「BlueKeep」のエクスプロイトを通じて展開される可能性もあるとして、旧OSも含めてあらためて更新プログラムを適用するよう注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2019/11/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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