Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

北朝鮮「HIDDEN COBRA」関与のトロイの木馬「HOPLIGHT」 - 米政府がIoC公開

米国土安全保障省のサイバーセキュリティ・インフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は、北朝鮮が関与したとされるマルウェア「HOPLIGHT」の関連情報を公開した。

「HOPLIGHT」は、攻撃グループ「HIDDEN COBRA」が用いたと見られるトロイの木馬。米政府では4月にもレポートをリリースしているが、あらたな情報を追加したマルウェアの分析レポートをあらたに公開した。

ファイルのハッシュ値やIPアドレス、マルウェアの概要などを提供しており、STIX形式のデータも提供されている。

「HOPLIGHT」に関しては、従来より9件の実行ファイルが確認されていたが、今回のレポートではあらたに11件を追加し、20件の情報を提供。関連するIPアドレスについても、7件をくわえた22件について公表している。

(Security NEXT - 2019/11/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

攻撃キャンペーン「Dangerous Password」の最新手口を分析
北朝鮮支援グループが医療機関にランサム攻撃 - 米政府が注意喚起
米政府、北朝鮮関連グループの攻撃に注意喚起 - 標的は暗号通貨やNFT関連
ウクライナ狙う破壊マルウェア、正規ソフトを悪用
同業者装いセキュ研究者に忍び寄るサイバー攻撃者 - 解析情報にワナも
偽取引アプリなどで暗号資産を窃取 - 北朝鮮関与か
攻撃グループ「Lazarus」のマルウェア情報を公開 - JPCERT/CC
北朝鮮グループ「Lazarus」が悪用する10種類のツール
国内組織で「HIDDEN COBRA」のマルウェアを観測 - ファイルサイズは約150Mバイト
米政府、北朝鮮関与「BeagleBoyz」に注意喚起 - 金融機関狙う「FASTCash 2.0」を展開か