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偽取引アプリなどで暗号資産を窃取 - 北朝鮮関与か

北朝鮮が関与するグループが、暗号資産(仮想通貨)を扱う個人や企業を標的とした攻撃を展開しているとして、米政府が警鐘を鳴らしている。正規アプリなどを装ってマルウェアを展開しているもので、一連の攻撃は「AppleJeus」と名付けられている。

「HIDDEN COBRA」としても知られ、北朝鮮が関与されるとする攻撃グループ「Lazarus」が関わるマルウェアが出回っているとして米連邦捜査局(FBI)や米国土安全保障省のサイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)、米財務省などが共同で注意を喚起したもの。

マルウェアは暗号資産の関連アプリケーションを偽装。米政府が「AppleJeus」と呼ぶ一連キャンペーンで展開された。

正規の暗号資産取引所などに見せかけ、アプリの配布を行っていたほか、メールやTwitter、SNSなどを通じて、ソーシャルエンジニアリングを用いてもマルウェアが拡散されているという。

2018年以降、活動が観測されており、過去1年間だけでも米国や日本を含む30カ国以上の組織を標的として攻撃を展開。個人だけでなく、エネルギー、金融、政府、産業、テクノロジー、通信など複数セクターも標的とし、数億ドル規模の暗号資産を窃取したと見られる。

(Security NEXT - 2021/02/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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