Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Oracle、定例アップデートで219件の脆弱性を修正

Oracleは、四半期ごとにリリースしている定例アップデート「クリティカルパッチ アップデート(CPU)」を公開した。CVEベースで219件の脆弱性を修正している。

今回のアップデートは、「Oracle Database Server」「Oracle NoSQL」「Oracle Fusion Middleware」をはじめ、「Oracle Hyperion」「Oracle Enterprise Manager」「Oracle E-Business Suite」「Oracle PeopleSoft」「Oracle Siebel CRM」「Oracle Industry Applications」のほか、幅広い製品向けに提供されている。

今回修正された脆弱性のうち、共通脆弱性評価システム「CVSS v3」においてスコアが「7.0」以上の「緊急」または「重要」とされる脆弱性は76件。また142件に関してはリモートより悪用されるおそれがあるという。

同社では、サポートされているバージョンを確認したうえで、すみやかにアップデートを適用し、脆弱性を修正するよう利用者に対して呼びかけている。次回の定例アップデートは米時間2020年1月14日に公開する予定。

(Security NEXT - 2019/10/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Windowsの「Snipping Tool」にアップデート - 加工前に復元できる脆弱性
「OpenSSL」に脆弱性、重要度低く今後修正予定
MLOpsプラットフォーム「MLflow」に深刻な脆弱性
「Microsoft Edge 111.0.1661.54」がリリースに - 独自に脆弱性2件を修正
「JavaScript」のランタイム環境「Deno」に脆弱性
「Chrome」にセキュリティアップデート - 8件の修正を実施
IoT機器ファームウェアのOSS構成分析ツール - バイナリにも対応
「Telerik UI」の既知脆弱性、米政府で被害 - 脆弱性スキャナ導入も検知できず
狙われる「Telerik UI for ASP.NET AJAX」の既知脆弱性
Cisco製の小規模向け一部ルータに脆弱性、PoCも - EOLで修正予定なし