Apple、「iOS 13.1.2」をリリース - 2週間弱で3度の更新
Appleは、スマートデバイス向けに最新版OSとなる「iOS 13.1.2」「iPadOS 13.1.2」をリリースした。9月19日以降、メジャーバージョンアップを含め3度目の更新となる。
同社は、9月19日にリリースしたメジャーバージョンアップ「iOS 13」を公開。ダークモードの追加といった機能強化やバグの修正のほか、CVEベースで9件の脆弱性に対処した。
公開当初、修正内容は明らかにしていなかったが、その後「メッセージ」や「クイックルック」「Safari」「WebKit」関連の脆弱性を修正したほか、Bluetoothやオーディオ処理における問題などへ対処したことを明らかにしている。
一方、同バージョンにおける不具合の指摘もあり、同社では「iOS 13」のアップデートを含む「iOS 13.1.1」「iPadOS 13.1.1」を9月27日にリリース。さらに「Sandbox」がバイパスされるおそれがある脆弱性「CVE-2019-8779」を追加で修正した。
さらに同社は、追加でバグの修正を実施した「iOS 13.1.2」「iPadOS 13.1.2」を9月30日に急遽公開。わずか3日間という短いスパンであらたな更新をリリースした。ただし、同バージョンに関しては、CVEが採番された脆弱性への対応は含まないとしている。
「iOS 13」および「iOS 13.1.1」「iPadOS 13.1.1」で修正された脆弱性は以下のとおり。
CVE-2019-8641
CVE-2019-8674
CVE-2019-8704
CVE-2019-8705
CVE-2019-8711
CVE-2019-8727
CVE-2019-8731
CVE-2019-8742
CVE-2019-8760
CVE-2019-8779
(Security NEXT - 2019/10/01 )
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