Apple、「iOS 12.4.1」をリリース - 再発した脱獄脆弱性に対応
Appleは、ジェイルブレイクに利用されている脆弱性へ対処した「iOS 12.4.1」をリリースした。
今回のアップデートは、カーネルにおいて解放後のメモリへアクセスするいわゆる「Use After Free」の脆弱性「CVE-2019-8605」を修正するアップデート。脆弱性を悪用されると、任意のコードを実行されるおそれがある。
同脆弱性は、少なくとも「iOS 11.0」以降に存在しており、Google Project ZeroのNed Williamson氏の報告を受けたAppleでは、5月にリリースした「iOS 12.3」で修正。その後同氏は7月に実証コード「SockPuppet」を公開している。
しかしながら、7月にリリースされた「iOS 12.4」において同脆弱性が再発。8月24日にGitHub上で「ジェイルブレイク(脱獄)」用のツールがリリースされたことから急遽修正が実施された。同ツールの開発者は、今回のアップデートで脆弱性が修正されていることを確認したという。
(Security NEXT - 2019/08/27 )
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