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「Cisco UCS Director」など複数Cisco製品に深刻な脆弱性

ネットワークインフラの管理ツールである「Cisco UCS Director」など複数製品に、リモートより悪用されるおそれがある深刻な脆弱性が明らかとなった。同社では脆弱性へ対処したアップデートを提供している。

「Cisco UCS Director」において認証のバイパスが可能となる脆弱性3件「CVE-2019-1937」「CVE-2019-1938」「CVE-2019-1974」が明らかとなったもの。さらにデフォルトパスワードが設定されたアカウントがハードコードされている脆弱性「CVE-2019-1935」が含まれる。

これら脆弱性は、リモートの第三者によって悪用が可能であり、管理者権限などで操作されるおそれがある。

「CVE-2019-1937」「CVE-2019-1974」「CVE-2019-1935」に関しては、「Cisco UCS Director Express for Big Data」「Cisco Integrated Management Controller(IMC) Supervisor」にも存在。

一方「CVE-2019-1938」は、「Cisco UCS Director Express for Big Data API」も影響を受ける。

同社は、脆弱性の重要度についていずれも4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティング。アップデートを用意しており、利用者へ対応を呼びかけている。

(Security NEXT - 2019/08/22 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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