Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

既知の「Office」脆弱性を狙うメールが流通 - あらためて更新済みか確認を

「Office」における既知の脆弱性「CVE-2017-11882」を狙った攻撃キャンペーンが観測された。脆弱性に対処したアップデートが適用されているかあらためて確認しておきたい。

注意喚起を行ったマイクロソフトによると、脆弱性を悪用する「RTFファイル」をメールで送りつける動きが、ここ数週間にわたり増加しているという。

メールは欧州の言語で記載されており、脆弱性が修正されていない「Office」で誤って開くと、悪意あるコードを実行されるおそれがある。バックドアをダウンロードするため、「VBScript」「PowerShell」「PHP」など複数のスクリプトを組み合わせて作成されていた。

問題の脆弱性は、「Office」のコンポーネントである数式エディタに存在するバッファオーバーフローの脆弱性。2017年11月のセキュリティ更新で修正されている

(Security NEXT - 2019/06/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Chromium」ゼロデイ脆弱性、Macに影響 - 米当局が注意喚起
「Plesk」Linux版に権限昇格の脆弱性 - アップデートで修正
ウェブメール「Roundcube」にXSSなど脆弱性 - 更新を強く推奨
「React」が脆弱性3件を追加修正 - 重大脆弱性の余波に引き続き警戒を
「MS Edge」にアップデート - 「Chromium」のゼロデイ脆弱性に対処
「AEM」に100件超の脆弱性 - 「クリティカル」も複数
オンライン会議ソフト「Zoom Rooms」に脆弱性 - 最新版で修正済み
地理情報サーバ「GeoServer」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
「pgAdmin4」リストア処理にRCE脆弱性 - 2カ月連続で判明
地理空間データを活用する「GeoServer」の脆弱性攻撃に注意