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「WebLogic」に対する攻撃、国内でも多数観測

「Oracle WebLogic Server」に深刻な脆弱性「CVE-2019-2725」が見つかった問題で、国内に対する攻撃も複数展開されている。

海外において、同脆弱性を狙った攻撃について複数報告されているが、インターネットイニシアティブ(IIJ)が、同社セキュリティオペレーションセンターにおける攻撃の観測状況を明らかにしたもの。

同社によると、従来より初期設定で利用するTCP 7001番ポートを対象とした探索活動は確認されていたが、実証(PoC)コードが公開された4月25日にスキャン行為の発信元となるIPアドレスの件数の大幅な増加が見られたという。

同ポートを探索するIPアドレスは、通常700件前後で推移しているが、同日に5542件と急増。発信元は中国が中心だったとしている。

(Security NEXT - 2019/05/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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