Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

サイボウズ、「バグハンター合宿」を開催 - 脆弱性155件を認定

サイボウズは、4月20日、21日にセキュリティ研究者などを対象とした合宿イベントを神奈川県内で開催した。同イベントを通じて155件のあらたな脆弱性を認定した。

同社では従来より、脆弱性の報告に対して報奨金を支払う「脆弱性報奨金制度」を展開し、製品の品質向上につなげているが、同制度の一環としてセキュリティ研究者や技術者が実際に集い、脆弱性を探索する「バグハンター合宿2019」を開催したもの。同様のイベントは2014年より不定期に実施しており今回で3回目。

同イベントでは、「チーム戦」の要素も導入し、12人が4チームにわかれて対象製品を調査。期間中、あわせて198件の報告があり、そのうち155件を脆弱性として認定した。

2014年の開催時は53件、2017年は48件の報告だったが、今回は約3倍の脆弱性が発見された。優勝チームによる報告は68件で、49件が脆弱性として認定されている。

(Security NEXT - 2019/04/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「WatchGuard Firebox」に脆弱性 - ゼロデイ攻撃が発生、更新や痕跡調査を
「Apache StreamPark」に暗号化などの脆弱性3件が判明
「OpenShift GitOps」に権限昇格の脆弱性 - クラスタ掌握のおそれ
CiscoやSonicWallのゼロデイ脆弱性悪用に注意喚起 - 米CISA
「Node.js」のアップデートが再延期 - 年明け2026年1月7日を予定
SonicWallのリモートアクセス製品「SMA1000」にゼロデイ脆弱性
「Apache Airflow」の開発用拡張コンポーネントにRCE脆弱性
NVIDIAのロボティクスやAI開発向けシミュレーション基盤に脆弱性
Ciscoのメールセキュリティ製品にゼロデイ攻撃 - 構成や侵害状況の確認を
Fortinet複数製品の認証回避脆弱性、悪用が発生 - 設定確認を