Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

特定ルーター狙う攻撃が8割以上 - 「ThinkPHP」も標的に

特定メーカーのルーターに対する脆弱性攻撃が大量に発生している。一方でウェブアプリケーションフレームワーク「ThinkPHP」を狙った動きも観測されている。

インターネットイニシアティブ(IIJ)が、2月に同社マネージドセキュリティサービスにおいてIPS/IDSで観測した攻撃の状況を取りまとめたもの。

同社によると、脆弱性を狙ったアクセスは、従来と変わらずNetis製やNetcore製ルータの脆弱性を狙う攻撃が中心。前月からさらに25%上昇し、約81%を占めたという。

これら攻撃を除外すると、悪意あるPHPファイルを読み込ませ、実行を試みる脆弱性攻撃がもっとも多く、14.1%にのぼった。次いでサーバ上のパスワードファイルの取得を狙った攻撃が14.0%、脆弱性調査ツール「ZmEu」を用いた調査行為が11.7%と目立つ。

さらに、「WordPress」において「phpmyadmin」を利用するためのプラグインに対する攻撃が8.6%で続いた。

(Security NEXT - 2019/04/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

先週注目された記事(2025年11月30日〜2025年12月6日)
2026年1月開催の「JSAC2026」、参加登録がスタート
先週注目された記事(2025年11月23日〜2025年11月29日)
先週注目された記事(2025年11月16日〜2025年11月22日)
先週注目された記事(2025年11月9日〜2025年11月15日)
先週注目された記事(2025年11月2日〜2025年11月8日)
「不正ログイン」相談が約1.5倍 - 「偽警告」は関係者逮捕で減少するも限定的
先週注目された記事(2025年10月26日〜2025年11月1日)
インシデントが2割強の増加 - 「EC-CUBE」改ざん被害も複数報告
韓国関連グループの標的型攻撃が継続 - GitHub悪用でマルウェア展開