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個人情報を不正取得、住民に押しかけた職員を懲戒免職 - 高崎市

群馬県高崎市は、同市システムより住民の個人情報を不正に取得して迷惑行為を行い、同県迷惑防止条例違反の容疑で逮捕された職員を懲戒免職処分にした。

同職員は榛名支所市民福祉課の担当で、業務で使用するシステムから住民の個人情報を不正に取得。2月15日に携帯電話へ4回にわたり電話をかけたうえ、同日夜に自宅に押しかけるなどの迷惑行為を行った。

同市によると、同職員は逮捕容疑について認めており、「性的欲求を満たせるかもしれないと考えた」と動機を説明。今回の件以外に個人情報の閲覧はなかったと話しているという。

同問題を受け同市では、3月15日付けで同職員を懲戒免職とする処分を実施。上司3人についても管理監督責任として訓告処分とした。

同市では、あらためて職員に対して職務以外の目的で個人情報を閲覧する行為の禁止を周知徹底するなど再発防止に取り組んでいる。

(Security NEXT - 2019/03/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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