「グループFaceTime」脆弱性も修正された「iOS 12.1.4」がリリース
Appleは、複数の脆弱性に対応した「iOS 12.1.4」をリリースした。盗聴が可能となる「グループFaceTime」の脆弱性にも対処している。
今回のアップデートでは、CVEベースで4件の脆弱性に対処した。アプリケーションよりカーネルの権限でコードを実行されるおそれがある「IOKit」の脆弱性「CVE-2019-7287」や、権限の昇格が生じる「Foundation」の脆弱性「CVE-2019-7286」を解消した。
また「iOS 12.1」に導入された「グループFaceTime」において、発信者側が受信者の操作なしに着信を応答させることができる脆弱性「CVE-2019-6223」を修正している。
同脆弱性を悪用することで盗聴なども可能となるとして、同社ではサービスを一時中止。高校生が脆弱性を発見したとの一部報道もあり話題を呼んだが、今回の修正にあたり、別の報告者とともにクレジットが掲載された。また「Live Photos in FaceTime」の脆弱性「CVE-2019-7288」にもあわせて対処した。
(Security NEXT - 2019/02/08 )
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