Marvell製チップに脆弱性 - Wi-Fi経由でコード実行や盗聴のおそれ
Marvell製のWi-Fi用チップ「Avastar」に複数の脆弱性が含まれていることがわかった。同チップの搭載機器において任意のコードを実行されたり、盗聴されるおそれがあるとして、セキュリティ機関が注意を呼びかけている。
Wi-Fiに関するシステムを単一チップ上に集積させた「System-on-a-chip(SoC)」である「Avastar」シリーズにおいて、メモリブロックプールのオーバーフローが生じる「CVE-2019-6496 」など、複数の脆弱性が含まれていることが明らかとなったもの。「同88W8787」「同88W8797」「同88W8801」「同88W8897」「同88W8997」が影響を受けるという。
同脆弱性により、Wi-Fiネットワークのスキャン中にバッファオーバーフローを引き起こすことが可能で、メモリブロックプール上のデータが上書きされるおそれがある。
同脆弱性は、Wi-Fiの電波が届いている範囲で認証なしに悪用することが可能。Wi-Fiネットワークのスキャンは定期的にバックグラウンドで自動で行われるため、機器利用者の操作などにも依存せず、攻撃を受けるおそれがある。
(Security NEXT - 2019/02/07 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「React」が脆弱性3件を追加修正 - 重大脆弱性の余波に引き続き警戒を
「MS Edge」にアップデート - 「Chromium」のゼロデイ脆弱性に対処
「AEM」に100件超の脆弱性 - 「クリティカル」も複数
オンライン会議ソフト「Zoom Rooms」に脆弱性 - 最新版で修正済み
地理情報サーバ「GeoServer」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
「pgAdmin4」リストア処理にRCE脆弱性 - 2カ月連続で判明
地理空間データを活用する「GeoServer」の脆弱性攻撃に注意
Gitサーバ「Gogs」にゼロデイ脆弱性 - 広範囲の公開サーバに侵害痕跡
「React」脆弱性を狙う攻撃が急増、国内SOCで多数観測 - ラック
「Chrome」にゼロデイ脆弱性、詳細は調整中 - アップデートで修正

