ブラウザ最新版「Firefox 65」がリリース - 深刻な脆弱性を修正
Mozilla Foundationは、最新版ブラウザ「Firefox 65」をリリースした。新機能の追加のほか、複数の深刻な脆弱性へ対応したという。
今回のアップデートでは、クロスサイトトラッキングの削除といった新機能を盛り込んだほか、CVEベースであわせて7件の脆弱性を修正した。4段階中もっとも重要度が高い「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性3件が含まれる。
「HTML5」の処理において、解放後のメモリを使用する「CVE-2018-18500」や、メモリ破壊の脆弱性「CVE-2018-18501」「CVE-2018-18502」などを修正した。
重要度が1段階低い「高(High)」とされるメモリ破壊の脆弱性「CVE-2018-18503」「CVE-2018-18504」やプロセス間通信(IPC)通信で権限の昇格が生じる「CVE-2018-18505」に対処。さらに重要度が1段階低い「中(Moderate)」の脆弱性1件を解消している。
また延長サポート版「Firefox ESR 60.5」では、「CVE-2018-18500」「CVE-2018-18501」「CVE-2018-18505」の3件について修正した。
(Security NEXT - 2019/01/30 )
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