つり番組サイトに不正アクセス - 「脆弱性診断ツール」を悪用か
つり番組に特化した専門チャンネルを運営する釣りビジョンのウェブサイトが不正アクセスを受け、顧客情報6万3656件が、外部に流出した可能性があることがわかった。
同社によれば、同社ウェブサイトに対し、「SQLインジェクション」の脆弱性を突く不正アクセスが海外から行われたもの。
1月5日にウェブサーバを管理する委託先より異常を検知したとの連絡があり、その後の調査で「脆弱性診断ツール」を用いたと見られる不正アクセスが行われていたことが判明したという。
不正アクセスを受けたデータベースには、2006年以降のプレゼント応募や、番組の人気投票に関する顧客情報6万3656件が保存されており、これらが流出した可能性がある。
このうち4682件には氏名、住所、メールアドレス、7629件には氏名とメールアドレスが含まれる。のこる5万1345件についてはメールアドレスのみだという。流出したデータに視聴契約に関するデータは含まれていなかった。
今回の問題を受け、同社では関連する顧客を特定して事情を説明し、謝罪するメールを送信。認定個人情報保護団体および総務省に事態を報告した。
また不正アクセスを受けたデータベースを削除。個人情報を取得するフォームの運用を一時中止している。
(Security NEXT - 2019/01/25 )
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