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家電操作対応東芝製HEMSに複数脆弱性 - 機器の制御奪われるおそれ

東芝ライテック製ホームゲートウェイ2製品に、複数の脆弱性が含まれていることがわかった。OSのコマンドが実行されたり、機器の制御を奪われるおそれがあるという。

脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、「HEM-GW16A」「HEM-GW26A」のファームウェアにおいてOSコマンドインジェクション「CVE-2018-16200」や、認証情報のハードコード「CVE-2018-16201」、アクセス制御不備「CVE-2018-16197」など、あわせて5件の脆弱性が明らかになったもの。

脆弱性によって影響は異なるが、悪用されると任意のコマンドが実行されたり、機器を不正に操作されるおそれがある。

一連の脆弱性は、三井物産セキュアディレクションの国分裕氏や一ノ瀬太樹氏、米山俊嗣氏らが情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施した。

東芝ライテックでは、脆弱性を解消したファームウェアを公開。これら機器に対して2018年12月19日より自動更新を実施するとしており、自動更新を許可しない設定となっている場合は、自動更新を許可する設定に変更するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2018/12/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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