Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Adobe Acrobat/Reader」、脆弱性87件に対処 - 当初予定より高い重要度

Adobe Systemsは、「Adobe Acrobat」「Adobe Reader」のアップデートをリリースした。当初予告より重要度が高い脆弱性が大量に含まれており、注意が必要だ。

今回のアップデートでは、あわせて87件の脆弱性へ対処。当初の予告では、重要度が3段階中2番目にあたる「重要(Important)」の脆弱性へ対処するとしていたが、39件に関してはもっとも高い「クリティカル(Critical)」としており、予告時よりレーティングを格上げしている。

具体的には、解放したメモリへアクセスする「Use After Free」をはじめ、バッファエラー、域外のメモリに対する書き込み、ヒープオーバーフロー、特権の昇格、セキュリティのバイパスなどへ対処した。のこる48件はいずれも「重要(Important)」とされており、情報漏洩の脆弱性に対応している。

20181212_as_001.jpg
アップデート

(Security NEXT - 2018/12/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Firefox」に脆弱性、アップデートを公開 - 「クリティカル」との評価も
「Ivanti Workspace Control」に複数脆弱性 - アップデートを公開
新規セキュリティアドバイザリ14件を公開 - SAP
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意
「GitLab」に複数脆弱性 - 早急にアップデートを
MS、6月の月例パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性などへ対応
「Adobe Acrobat/Reader」に複数脆弱性 - アップデートで修正
「FortiOS」に複数脆弱性 - 権限の昇格やセッション管理不備など修正
「Chrome」に複数脆弱性 - セキュリティアップデートで解消
「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意