Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「EC-CUBE」にオープンリダイレクトの脆弱性 - 修正版などリリース

オープンソースのeコマースシステムである「EC-CUBE」にオープンリダイレクトの脆弱性が含まれていることが明らかとなった。

「同3.0.16」から「3.0.0」までのバージョンに細工したURLにアクセスさせることで任意のウェブサイトに誘導できる「オープンリダイレクト」の脆弱性「CVE-2018-16191」が明らかとなったもの。不正サイトへ誘導する際の踏み台などに悪用されるおそれがある。

開発元のロックオンは、悪用には他脆弱性と組み合わせる必要があるとし、緊急度については「低」とレーティング。同脆弱性に関する被害の報告なども受けていないという。

同社は、周知を目的に脆弱性についてJPCERTコーディネーションセンターへ報告。同センターが調整を実施したもの。脆弱性を修正した「同3.0.17」や問題部分を修正するための差分ファイルを用意。利用者へできるだけすみやかにアップデートを実施するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2018/11/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意
「Firefox」に脆弱性、アップデートを公開 - 「クリティカル」との評価も
「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意
Adobe、複数製品にアップデート - 250件以上の脆弱性を解消
Pythonの「tarfile」モジュールに脆弱性 - クリティカルも
「M365 Copilot」に情報漏洩の深刻な脆弱性 - すでに修正済み